今日はバッグのベルトの革の下準備をしていました。
革は染料が裏面まで染みていないものが多いです。
それを裏面も表面と同じような色目に染めて、色止めして毛羽立ち抑えの処理をします。
そしてカットして、角を削って、同じように側面を染めて、毛羽立ち抑えの処理をします。
最初は革の状態だったのが、どんどん立派になってベルトになっていく過程はなかなか趣深いものがあります。
革小物作りって溶剤や道具とかこだわり部分が満載で、男の人が多いのも納得。
これが靴になるとさらに細かくて、メンズシューズはお客さんもマニア度が高くて、なかなか話についていけないです。
以前、革包丁を研ぐ砥石について2時間ぐらい語られた職人さんと会った時、目で「そろそろこの話が終わって欲しい」と訴えかけてるのに目も見てくれなくて困ったことがありました。
職人さんはまっすぐでシャイな人が多いからなー。
なんてしょうもないことを思い出しながら革の下準備をしていました。
単純作業って、頭はいろいろ考えるもんですよねー。
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