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2016/06/22

革のささくれについて。

バッグを購入して使って頂いていたお客様から「革がささくれました」という声をいただきました。
この「ささくれ」についてはハサミ等でカットをお願いします。
革の善し悪しに関わらずに、どの革にも使っていくうちにでてくる可能性のある問題だと思いますので記載しますね。



革は切り出した直後はエッジがたっています。
これについては以前にお洋服を痛めてしまうとお客様にご意見を頂き、現在はエッジをヤスリでおとす工程を入れています。


こんな感じでヤスリをかけています。
その後にトコノールという専用のコバ(革の端)磨き剤でこの部分をならしつつ磨いています。


キレイになりました。
でも、このトコノールの糊の定着力は永久ではなくそのうちにとれていきます。
そうすると「バリ」いわゆる「ささくれ」がでてくる可能性があります。


このバリが出て来たときはハサミを斜めに入れてカットして下さい。


特殊なハサミでなくとも、普通のハサミで革はカットできます。
写真の用に先が尖ったハサミがあればカットしやすいです。

革は繊維の固まりなので、天然の革素材を使用している関係上、ささくれができてくる可能性はどの革にもあります。
ご理解頂ければ幸いです。





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