ここ2ヶ月、毎日いじっていた靴型が
どーも納得できなくて迷宮入り。
靴の形を決める靴型を新しく作りたいときは
同じくらいのヒールの高さの
既成の靴型の前足部の形を変えて作っていく。
まるいトゥのラストをスクエアやとんがりトゥに
新しく作りかえるような感じ。
この時に踵の部分をいじっていくことは
あまりしない。
でも靴の踵ってなかなか合うものが見つからない。
昔の人より今の人の方が細身で、踵も小さい人が
多くなっている。
私みたいに靴の踵がぱかぱかするなー、って
思ってる人は多いと思う。
既成の靴型を修正して新たに作ってみるのではなく、
自分なりのやり方を試してみよう!
通常の数値を重視した木型の作成方法は頭の片隅に置いときつつ。
鼻息だけはむんむんに試してみたけど。
なっかなか、なっかなか、なかなかの難しさ。
頭でっかちに妄想してみることと、実際に手を動かすこと。
どっちも大事なもんですね。
頭でっかちに考えないと、新しいことは思い浮かばないし
実際に手を動かさないと、実感が伴わない。
ちびりちびりでも前に進んで行こうと思います。。
靴型迷宮で途方にくれてしまった時に手に取った
現代アーティストのスプツニ子さんの本。
現代美術館で昨年開催されてた
「うさぎスマッシュ」展を見に行った時に購入した本。
28歳の彼女の半生記。
なかなかのはみだしっぷりにかなり勇気づけられました。
アーティストって本当にすごいですね。
自分の中の基準を大切にしてダイナミックに表現していくこと。
これがいい!という方向を脇目もふらずに作り上げていけること、
その精神力だけでも見習いたいもんです。。