あなたの知らない世界。
このネタが通じるのはそこそこの年代ですよね^^;。
先日、裁断職人さんに依頼したベルトが仕上がってきました。
革関係にはたくさんの種類の職人さんがいます。
靴だけでも型紙を専門にする型紙職人、甲をつくる製甲職人、そして底をつける底付け職人、仕上げ専門の仕上げ職人・・・。など職人さんの種類は多種多様に渡ります。
今回、バッグに使うベルトを革の裁断を専門にする裁断職人さんに依頼しました。
裁断をお願いするには、型紙を金型にして作ってもらう必要があるので、裁断前には金型職人さんに金型を作ってもらったり、2月の一時休暇には職人さんたちを巡っていました。
私の暮らす東京にはいろいろな専門街があって、「東京!」という華やかなイメージとは別な一軒家で親父さんと息子さんによる家族経営の職人気質溢れるちいさな町工場がたくさんあります。
身近な専門街だけでも布は日暮里、宝石は御徒町、革関係は浅草、金具関係は蔵前などなど。
そんなこんなで金型屋さんと裁断屋さんにお願いした訳ですが。
専門にしている人と打ち合わせしたりするのはとても勉強になりました。
自分がいかにいろいろなことを知らないかを思い知らされて、正直落ち込みました。。
でも知っちゃったので、もっと良い物を作れていくと思います。
ベルトも手で裁断していたものよりピシッとした形でこれから作れていきそうです。
一歩踏み出すと知らないことばかりで、こんなに長く「ものずくり」に関わっているのにどうしてこんなに知らない事ばかりなんだろう、とびっくりします。
でもいつまでも知らない世界も(たまには)歩いていける気持ちでいたいです。